12人のすてきな探究人note vol.7 鈴木達治郎さん(NPO法人ピースデポ代表/長崎大学客員教授)インタビュー公開
- pr-jacky
- 6月22日
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”ぼくは、技術と社会の学際のところを研究領域にしてきました。だから、経済も、法律も、国際的なことも、社会のことも横断的に勉強しないといけない。それぞれの専門家と話せるようにならないといけない。(中略)
工学の範囲だけで議論しては負けるに決まっているんですね。
だから、原発事故の詳細な分析はできないけれど、「原発事故で溶けた燃料をどこにもっていくんですか?」という質問で返せば合意形成とか規制とかの話になる。こうなると相手は自分の土俵の外で議論しなければいけなくなります。”
専攻選択や大学院受験、導かれるように、偶然や時には”失敗”が重なって進む道が開けていったと過去を振り返る鈴木先生の、こだわりや研究姿勢を伺いました。
鈴木達治郎(すずきたつじろう)さんプロフィール
1975年、東京大学工学部卒業。1979年、マサチューセッツ工科大(MIT)修士課程修了。工学博士。MITエネルギー環境政策センター、(財)電力中央研究所社会経済研究所研究参事、東京大学公共政策大学院客員教授などを経て、2010年1月より2014 年3月まで内閣府原子力委員会委員長代理を務めた。2014年より長崎大学核兵器廃絶研究センター教授就任後、センター長など。2025年1月に核兵器廃絶を訴える国際的な科学者の集まりであるパグウォッシュ会議の執行委員会委員長に就任。日本人の役員就任は初めて。2025年4月よりNPO法人ピースデポ代表、長崎大学客員教授。
みんなでつくろう世界探究人宣言プロジェクト
オシンテックは創立記念日(6周年)の2024年11月22日から1年間、みなさんの周りにある探究を集め、「みんなが探究人になって世界を変えていく未来」を目指す『世界探究人宣言』を作っていこう、という企画を開始しました。このインタビューはオシンテックが選ぶすてきな探究人12名にインタビューを行い、プロジェクトの一環として、それぞれの思う「探究」を集めていくものです。
シリーズは、毎月22日に公開してまいります。
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