「世界のルールをみんなの手で」これが、オシンテックのビジョンです。

●国際的なルールと言語テクノロジー

 プラスチックが世界中の海洋を汚染し、巨大企業の時価総額が国家予算を越え、気候変動が深刻さを増す時代-。国境を越える問題が増えるにつれ、国境を越えるルールの影響力も大きくなってきました。 RuleWatcherは、現代の「国境を越える課題」に対し、世界ではどんな議論が起っているか、どんな社会規範ができつつあるかを掴めるように設計しています。

 機械翻訳が発達したことによって、実現したのがRuleWatcherです。あらゆる言語によって発信された各国の政府などの情報を、すべて統一言語化することで整理しています。ヘブライ語、ベトナム語、アラビア語といった発信も容易に読むことができ、つくづく自分たちが「多言語情報を取り扱える人類初の世代」であることを実感します。

●オシントとは

 公開情報を洞察していくことを、オシント(OSINT=Open Source Intelligence)といいます。近年とても注目されるインテリジェンス手法となってきましたが、概念自体は新しいものではありません。

 オシンテックはオシントを、言語テクノロジーを用いて、どんな人にも容易にできるようにする、という意味で社名を付けました。堅い情報をやわらかく読んでもらいたい、という気持ちから作った「オシンちゃん」というキャラクターがRuleWatcherの中で管理者として活躍してくれています。

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株式会社オシンテック

​代表取締役 小田 真人

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RuleWatcher管理者 オシンちゃん

●非市場戦略 (ESGオシント)

 インテリジェンスはセキュリティや軍事に使われることもありますが、ビジネスにも多く利用されています。ビジネスインテリジェンスや、ソーシャルモニタリングといった領域がそれにあたります。

 しかし、オシンテックが提供するのは、そうした市場を見るためのインテリジェンスではなく、「非市場戦略」のためのものです。非市場戦略とはつまり、顧客や競合といった「市場」の外側を対象にし、法規制、環境、社会、技術などの状況を事業計画に反映したり、メディアや政府、NGOや市民への働きかけによって、企業活動を優位に導くことをいいます。

 RuleWatcherは、環境や人権に配慮した事業戦略の立案を助ける「ESGオシント」ツールです。人権や環境問題の活動を行うNGOや、国連関係機関、そして各国政府の政策の方向性をいち早く知ることは、必ずや事業活動をより持続可能なスタイルへと変えていく手がかりになると考えます。 

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​市場だけでなく、非市場分野が大切。とくに自然環境や、人権に関する情報は事業活動に極めて重要になってきました。

●ルールが民主化される時代に

 本来私たちの暮らしをよくするために設計されたはずの「ルール」。しかし、そんな本来の目的とは外れて、私たちを縛り、どこか一部の人が得をするために設けられたもの、という印象を持つ人が圧倒的なのではないでしょうか。

 環境も人権も、世界には、解決の難しい問題が山積しています。ルールはこの問題に立ち向かっていく「武器」でもあるのです。より持続可能な活動に投資を向け、配慮のない技術に制限をかけ、課題を解決するためのイノベーションを促進し、草の根の活動に資金を提供する。これらはすべてルールによって成り立ちます。

 だからこそ、「声の大きい誰か」ではなく、多くの人がこのルールづくりに参加する必要がある。もしも遠くの国で議論され始めたルールを手に取れるようになれば、自分たちの国のルールのヒントにすることができる。オシンテックは、そんな環境を作るためにRuleWatcherを日々進化させていきます。

 世界のルールをみんなの手で。これが私たちの目指す未来です。