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ルールってなんだ?:日本のルールの作り方(前編)

最終更新: 2019年10月11日

今回は、我が国、日本のルールのつくり方。

知ってるよ、衆議院や参議院の話でしょ? いえ、違います。ルールがつくられる現場は、国会よりも、ずっと手前にあります。



ご存じの通り、日本のルールは立法機関である「国会」で決められます。


国会にルール案を提出できるのは・・・国会議員だけ。ですが、実質的には(内閣総理大臣のもとに)「内閣」も法案を提出しています。要するに霞が関の官僚が書いた法案が審議されているんですね。


議員が書く法案と官僚が書く法案の数を見てみましょう。


日本にはざっくり、2000程度の既存法があり、年間100件程度が追加・更新されます。内閣から提出された法案を閣法といい、国会議員から提出される場合を議員立法といいます。



直近2年の状況をまとめたのが下の表です。霞が関からの提案は良く通り、議員立法は厳しい状況です。野党の議員立法は、ほぼ採択されません。産業に関連するものは閣法で、生活に密着している法律を議員立法で提案されているイメージです。




つまり、善し悪しはさておき、閣法に関しては、国会に提出された時点で、ほぼ勝負はついている、という事が出来ます。


では、国会に提出される前には、何が起きているのでしょうか


下記に、概要把握のため、フローをシンプルに記載してみました。(実際は野党は別のフローを通りますが、通過する法案もほぼゼロなので)与党内フェーズを通過する過程のみ示しています。




端的に言うと、法案というのは、官僚と自民党の中で決まっていきます。自民党の各部会で重要法案と認めさせ、いかに、自民党の政調審議会を突破するかが大事。その後、閣議決定され、党としての正式法案として決定されます。ここまで来たら、かなり成立の光明が見えてきます。


ちなみにこの与党内フェーズのところまでは、情報公開の義務はありません。一定レベルで公開されています(自民党会議情報)が、個人的には、議事録まで公開してほしいところです。


このような与党の会議情報ページを見る人って、現状はほとんどいないのでしょう。私たちの暮らしに直結するルールがどのように作られていくのか。徐々に皆で関心を持っていきたいですね。


長くなってきたので、次回に続きます。


次回は、官僚組織ではどのように草案を起案しているのか。マニアックですが、知っておくとニュースが違って見えますよ。お楽しみに!