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ルールってなんだ?:EUのルールのタイプ

世界のルールがどうやって運営されているかを考えるには、EUのことを知るのは大切です。EUは、フランスやドイツなど、色々な国の参加する超国家組織です。


前々回、EUのルールのつくり方についてブログを書きましたが、そこでできるルールにはタイプが2つあります。



一つは、EU規則。

もう一つはEU指令。


例えば、「EU規則」により、ある添加物が使用禁止!となると、その規則は即時に効力を発し、EU各国でその添加物を使った食品は売ることができなくなります。分かり易いですね。



一方で、「EU指令」により、ある添加物が使用禁止!となった場合、その指令を受けた加盟国は、国内で具体的な方法を定めるために審議をし、それぞれの自国の法律(規制)を作ることになります。


つまりEU指令は、こういう目的を達成するための国内法を定めよ!という指令なわけです。目的の達成は求めるものの、その方法までは定めない法の形態なのです。


過去には、ガス、エコデザイン、エレベーター、建築用品から玩具、花火に至るまで、ありとあらゆる様々な領域でEU指令が出ています。


EUへの輸出を考える側としては、規制はシンプルな方が良いのかもしれませんが、民族ごとに生活習慣などの特徴もあったりするわけで、一律に規制!とはしない方が良い側面もありますね。このような手法を使い分けて、EUはEUでのルールを施行し、世界への影響力を保ち続けているといえます。


人と人はそもそも完全一致なんてことがありえない。そんな中で、大きな組織を作ってその組織内での合意を得つつ、影響力を駆使していくやり方をEUは取っています。


違うのは当たり前という前提の理解と、合意できる大目的が大切だと感じます。EUは、多様性を包括する社会のデザインの一つなのでしょう。